現在、募集はおこなっておりません。
採用活動を再開した時点で、当サイトにて募集内容の詳細をご案内させていただきます。
「ソト」と「ナカ」を繋げる。そして自分もその一員に。
一般社団法人ピースボートセンターいしのまき(PBI)の設立は2016年4月。東日本大震災発災から5年が経過し、巷では「節目」という言葉をよく見聞きするようなタイミングでした。発災直後から2015年度末までの5年間「一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター(PBV)」として活動してきた宮城県石巻市で、今まで以上に根を張り、地元の方達が描く石巻の未来像を形にするお手伝いが出来れば。そんな想いで、東京の団体であるPBVから独立し、地元石巻の団体としてPBIを立ち上げました。
PBIのスタッフは現在3名。全員が宮城県外出身の移住組ですが、日々肌で感じる石巻の美しさ、面白さ、あたたかさや時には厳しさに引き込まれここで活動しています。
石巻市は、震災前から抱えていた人口流出や少子高齢化、担い手不足による地域産業の衰退といった地域課題が東日本大震災を契機に加速度を増して深刻化していますが、一方で、東日本大震災をきっかけに石巻と関わった人の中にはこの土地に魅了され、移り住んだり、定期的に訪問する人々が多く生まれています。
「ソト」の人だからこそ出来ること、「ナカ」の人にしか出来ないこと
「ソト」からの角度で見えてくるものと、「ナカ」の人が粛々と守り続けてきた誇り
もっているものが違うからこそ、繋がりが大きな力になります。
私達PBIは、「ソト」と「ナカ」を繋げる役割を担っていきたいと思っています。
石巻圏域の魅力を伝え、地域に住む人々、そして関わりを持った全ての人々が、それぞれの場所で誇りを持って生きていけるような取り組みを続けていきます。
・「ソト」の視点を活かして、地域という現場で働いてみたい方
・「ナカ」の者ならではの視点を、地元というフィールドで活かしたい方
・人と関わるのが好きな方
・やりたいことややるべきことを積極的に提案し、取り組める方
・困難なことほど燃えるという方
私達と一緒に石巻で働きませんか?
地域活性化やまちづくりに分類される私たちの仕事は、人との関わりがそのほとんどと言っても過言ではありません。そしてそこでの「人間関係」はきっと、あなたの想像以上に濃密です。最初は戸惑うかも知れません。でもその「人間らしい人間関係」の中で、自分自身の人間力も絶対的に磨かれる仕事です。働きながら、自分の人生とも向き合える、そんな職場の仲間になりませんか?

仕事内容
ピースボートセンターいしのまきでは現在、以下のプロジェクトを中心に活動しています。
- 7日間からできる漁村留学「イマ、ココ プロジェクト。」
http://pbi.or.jp/imacoco/ - 漁師とともに世界にひとつだけの牡蠣を育てるオーナー制度「カキの環」
http://pbi.or.jp/kakinowa/ - ホヤによる東北の振興をミッションに掲げる「ほやほや学会」
http://hoya-hoya.com/ - 東日本大震災からの教訓や防災減災について学ぶ「石巻・女川視察交流オーダーメイドプログラム」
http://pbi.or.jp/sisatsu/
共通するのは、「ソト」と「ナカ」を繋げることを目的としていること。
そして、地元の人たちの「こういうことが出来ないか」「こうだったらいいのに」という想いに対して、一緒に試行錯誤し、形にしようとしているということ。
具体的な仕事内容としては、
・プロジェクトの企画、運営
・漁師さんや漁協の方とのミーティング
・SNSやイベント出店などを通しての広報活動
・ホームページやブログなどの更新
・地域団体との連携や協働
・「視察交流オーダーメイドプログラム」の作成、アテンド
など。
上記以外にも様々な業務が発生しますが、一番最初の仕事は石巻のことを知り、石巻の人々と出会うことです。県外市外から来る方はもちろん、石巻生まれ石巻育ちの方もきっと、今まで知らなかった石巻に沢山出会うことになります。
まずは知るところから。現スタッフが、石巻の素敵な場所や面白い人たちを紹介します!そして3ヶ月間を目安に少しずつ仕事を覚えていきましょう。

募集要項
募集対象・資格 |
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勤務地 | 宮城県石巻市 |
勤務時間 | 9:00〜18:00 |
給与 | 当社規定による ※年齢・職歴により応相談 ※3ヶ月間の試用期間あり |
待遇 |
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休日休暇 | 土日祝、夏期、年末年始 |
募集人数 | 1〜2人 |
募集受付期間 | 2017年1月末まで ※適任の方が決まり次第、募集を終了させていただきます。 ※できれば2017年1月〜2月あたりから働いていただきたいと考えています。是非相談させてください。 |
選考プロセス |
①当方指定のエントリーシートに記入し、メールもしくは郵送にてご応募ください。 ↓ ②1次選考:書類選考 ↓ ③2次選考:面接 ※遠方にお住まいの方は、スカイプもしくは電話での選考も可能ですが、現場の様子を知っていただくためにも、一度石巻へ足を運んでいただけると大変ありがたいです! エントリーシート:PDFダウンロード(135KB) |
私たちの「好きなイシノマキ」紹介
「石巻って一体どんなところなんだろう?」
もし石巻外からお越しになる方であれば、それはそれは不安だと思います。
私たちも最初はそうでした。
もしかしたらヒントになるかもしれませんので、私たちスタッフが石巻で生活や活動をするなかで、石巻の魅力に引き込まれていった理由、それをお伝えしようと思います。
題して、「私の好きなイシノマキ」。

「イマ、ココ プロジェクト。」を担当している私のお気に入りの一枚は、浜のラブリーなおばあちゃん♡すごくいい表情をしているでしょ♡
「浜」とはこちらでは漁村のこと。私は「イマココ」参加者の様子見や、漁師さんたちに相談事を持ちかけに、よく浜に足を運びます。浜には「個性的」な人がたくさんいます。都会の方でいう「個性」って、意識して見つけたり磨くものみたいなところがある様に感じるのですが、浜の人たちの「個性」はもっと当たり前で、ずっとそこにあるものという感じ。
なぜなら、裸ん坊で走り回っていた頃からお互いのことを知っているし、上の年代の人からは自分の親じゃなくたって怒られて育った。いいところも悪いところも、お互いみんな分かっちゃっている関係だから。
「今さら着飾ってもしゃねっちゃ(しょうがないでしょ)」
そう言って笑い飛ばす「揺るがなさ」が私にはとても魅力的に映ります。浜の人がこれを読んだら、ああだこうだと言われそうですけどね(笑)
はるゆき
(石巻人歴3.5年)

2016年の3月から始まったばかりの「カキの環」を担当しています。私は石巻に来て1年ちょっと。まだまだ道や地名も覚えきれませんし、知らないことや分からないことだらけです。特に漁師たちの言葉はゴメンナサイ、キキトレナイ…。
「カキの環」の現場はほとんどが牡鹿半島です。牡鹿半島には約30の漁村集落(=浜)が点在していますが、浜を目指す牡鹿半島のリアス式海岸沿いの道中では、木々の隙間や山の合間から見える海が本当に本当に綺麗で!それだけで1日の気分がグンと上がります。深い青やエメラルドグリーンに光る海も是非お見せしたいところですけど…。
取材のため、たまに早起きをすることもあります。そう、朝日が出る前の出航です。すると、早起きのご褒美に、海と空は雄大な自然で迎え入れてくれます。2011年に悲しく苦しいことがあった場所でもあります。でも漁師たちは海と共に、前を見ながら進んでいます。そんな格好良い漁師たちが活躍する海だからこそ、より私にはキラキラ輝いて見えるんだと思います。
みっち
(石巻人歴1年)

東京生まれの東京育ち。震災をきっかけに石巻・女川にかかわることになりたくさんの魅力を知りました。春を告げる小女子、藤の花の咲くころホヤを食べ、秋にはさんま、冬に牡蠣と季節ごとに旬の魚を楽しむ。豊かな海の恵みとともに営まれる生活。
口下手な漁師が育てたおいしい海産物。作った人の顔や育った浜のこと。その魅力をひっくるめて食べる人に届けたい。
そう思って今チャレンジしているのがホヤの普及・販路拡大。育てる漁師さん、つなげる漁協さん。加工する加工会社さん。提供する飲食店さん。食べる私たち。
「ホヤは居酒屋で夜食べるものでしょ?」「いやいやホヤをランチでたべたい」「イタリアンでもいいじゃん」。作るだけじゃない。食べるだけじゃない。売るだけじゃない。一緒に新たな価値を作っていく。そんなチャレンジが一緒にできる石巻・女川が好きです。
そんなチャレンジを一緒にしてくれる方、お待ちしています。
たやま
(埼玉在住、石巻・女川通い歴5年)