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マンスリーレポート

マンスリーレポート8月号

マンスリーレポート8月号

8月からメンバーになられたみなさま、ウェルカム!マンスリーレポートは、11月23日の「牡蠣の日」に合わせて、毎月23日にお送りします。

今度ちゃんとマッピングしてみようかと思いますが(笑)、カキの環には実に北海道から沖縄まで幅広い地域にメンバーがいます。だから私は全国の天気が気になります。暑いよ暑いよ〜と思っていても、別の地域では涼しかったり、もっと暑かったりします。想いを馳せるだけで、自然と気持ちが和らぎます。みなさまにとって、石巻もそんな存在になれたらなぁと思います。

牡蠣の赤ちゃん、ちゃんと付いたかな??

8月ももう終盤。子どもたちは夏休みが終わり、残念がっているかもしれませんが、親は「やっと学校始まってくれる〜」と肩をなで下ろしていることでしょう(笑)。漁師はと言うと、基本的には屋外での仕事ばかりですから、バテバテ〜〜!!
が、がんばれ〜漁師〜〜。

8月は海でどんなことがおこなわれているかというと、未来につなげる、とっても大事な仕事の時期なんです。牡蠣の卵が海に放たれるので、それをうまくキャッチしなければなりません。1年半後、2年半後の出荷がこの夏にかかっているわけです。

海水温が10度以上になってから日々の海水温を積算していき、600度に達したら産卵する、という目安があるんです。全ての牡蠣が同じタイミングで産卵するわけではありませんが、大量な産卵時期には「海が白っぽくなる」と言われるほど。

浮遊している牡蠣は人間の目では確認できないほど小さいですが、顕微鏡を使って覗いてみると..?この写真は、8月19日に開催された体験プログラムで採取した海水のなかにいた牡蠣の赤ちゃんです。参加者のみなさんに見せることができて良かった!!

 

 

7月中に準備していたホタテ貝の連を、漁師それぞれ「今かな!?」というタイミングで海に投入!さぁてうまく種(赤ちゃん)は付いてくれるでしょうか!?

しばらくしてから、確認しに海へ行ってみると..!

 

はーーい!
付いていました!
この黒い点々です。

 

 

欲張りな私は多ければ多いほうが良いのかと思いましたが、そうではありません。あまりいっぱい付きすぎると、大きくなっていく過程で窮屈になりすぎて、みんなに栄養がいき渡らず、結果育ちが悪くなってしまうのです。

そこで、「抑制棚(よくせいだな)」というゴッツイ名前のついた場所で、自然の負荷をかけることで、弱い子は死に、強い子だけが残るという過程を踏みます。海の干満を利用し、海につけたり海面から顔を出したりを繰り返します。これは牡蠣だけでなく、フジツボやムール貝など他の生き物や藻などを一掃する役割も担っています。

 

 

牡蠣はとても強く、種牡蠣の状態ですと、漁師いわく「1週間くらいは陸で生き延びることができる」そうです。牡蠣が大好きなことで知られるフランスでは、1970年代に病気によって牡蠣が全滅寸前まで至ってしまったことがあります。日本で主流なマガキという品種は、とても病気に強いんだそうです。

そこで日本の牡蠣をフランスに輸出することに。その道のりの輸送に耐えられるほど強かったんですね。そして、2011年に東日本大震災が起きて壊滅的だった宮城の牡蠣養殖を、恩返しとしてフランスの漁師たちが支援してくれたのは、有名な話です。

今回の体験プログラムの会場になった「沢田」は、万石浦を漁場にしている浜ですが、湖のように穏やかな万石浦は、種牡蠣を育てる最適な場所なんです。このうちの多くの種牡蠣が北海道や広島などに出荷されていきます。漁師マサさんのおうちでは、採った種牡蠣の7割程度が出荷用だそう。万石浦出身の牡蠣が全国へ羽ばたいていくのは、何だか娘を嫁として送り出すような誇らしい気持ちになりますね!

 

 

これは何か科学的根拠に基づいているわけではないのですが、漁師たちの経験談として、「ずっと同じ漁場で育てるよりも、違う環境に入れられたほうが牡蠣が成長する」らしいのです。全国の他地域から万石浦への種牡蠣ニーズがあるのも、石巻の漁師たちが(自分たちでも種を取れるけれども)別の地域から種を購入するのも、そういう理由が背景にありそうです。新しい環境でも一生懸命ごはんを食べて成長する牡蠣。ちょっと健気で可愛いですよね。

さて、ここで問題です!

牡蠣の主食は、主に河川から流れ出る植物性プランクトンですが、では牡蠣は1日にどのくらいの海水を飲み込んで吐き出しているでしょうか!?リピーターのみなさんは、これくらいの質問ならすんなり答えられるようになっているでしょうか!?

ちなみに、人間に必要な水分量は、大体2〜3Lです。みなさん、お水飲んでますか(笑)?隠れ熱中症にも気をつけましょう!

答えは来月のマンスリレポートをチェック!!

石巻最大の夏祭り「川開き祭り」

仙台藩主の伊達正宗に仕えた、川村孫兵衞というお兄さん(山口県出身←私と同郷!)は、1616年から10年ほどかけて、雨の度に氾濫してしていた北上川の流れを変える治水工事をしました。そのおかげで田んぼは潤い、船運路が整い、石巻は川湊(かわみなと)として繁栄することができたのです。石巻発展の礎を築いた孫兵衞さんへの感謝を込めて開催されるようになった川開き祭り。今年も多くの出店が街なかに賑わいをもたらしました。

ピースボートセンターいしのまきも例年同様、今年も出店し、ホヤを販売してきました!

 

 

みなさん、ホヤはご存知ですか?牡蠣好きは、ホヤも好きな人が多い?見た目はグロテスクかもしれないのですが、健康に良いと最近注目されたり?日本ボクシング連盟の山根元会長がホヤ好きだということで、突如人気になったりして?

ほやほや学会はピースボートセンターいしのまきの別のプロジェクトで、「ホヤによる石巻・女川の振興」をミッションに掲げ、ホヤの認知度向上に努めています。今年のお店のラインアップはこんなかんじ。

・ほやティーヤ(トルティーヤで巻いてハチミツをかけて食べる、おやつ感覚の商品)
・蒸しほや(初心者でも食べやすい、ザ・ほや料理の定番)

 

 

それから、「ほやほや水族館」ということで、漁師が早朝に水揚げしてきたホヤを、大きな大きな水槽に入れて展示しました。牡蠣の赤ちゃんがホタテの貝をベッドにすることは、みなさんもう勉強済みですね。ではホヤの赤ちゃんはというと..??

はい、実は牡蠣の殻をベッドにして大きくなるんです!こういう漁師の発想と海の循環、面白いですよねぇ。

石巻の人たちはよくホヤを食べます(やっぱり蒸しホヤは大人気)が、海のなかでどんなふうに育っているかは知りませんし、ホヤの赤ちゃんなんてなかなか見たことありません。だから子どもから大人まで「へーーー!!」と興味を持ってもらうことができました。

牡蠣も水族館やりたいですよねぇ。海のなかの状態なんて、ダイビングしないと見られないものですからねぇ。牡蠣も当たり前ですけど、水中では息をしているので、ほえ〜っと口を開けて過ごしています(笑)。

石巻・女川地区では、牡蠣棚ダイビングといって、牡蠣の養殖場をダイビングすることもできます!私も一昨年やったのですが、久しぶりすぎて潜るのに必死でうまく写真が撮れず..。妊婦は潜れなかったのですが、子どもも産まれたことだし、近々リベンジするかな!?

前回のクイズの答え

マンスリーレポート7月号で、2つの問題を出しておりました。さぁて、答え合わせをしてみましょう!

 

Q1. 1台の筏に、牡蠣はどのくらいついているでしょうか??

という問題。みなさん、どのくらいだと思いましたか?

1台の筏には、約360本のロープが吊るされています。次、1本にはどの程度の牡蠣がくっついているかですが、これは漁場の水深によっても変わってきます。例えば荻浜の漁場の場合で、水深も20m以上あると想定しましょう。その場合、大体500〜600個程度の牡蠣がくっついていますので、単純計算、360 x 500で18万個くらいと言えるでしょうか。

どうでしょう?何となく合っていましたか?量が多すぎて、想像するのが難しいですよね(笑)。

 

Q2. 牡蠣の性別は、一体どうやって決まっているのでしょうか?

こちらはどう思いましたか?

実は、なんとなんと!牡蠣は、性転換できる生き物なのです!そう、オスとメスを入れ替えることができるのです。その年に栄養状態が良いとメスになり、逆に悪いとオスになる。産卵が終わったあとオスになる子もいるそうで。

他にこんな生物いるのでしょうか?何とも不思議ではありませんか??私はこのことを知ったとき、とにかく驚いたので問題にしてみました。ふふふ。

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